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予め、冷やしておいた曹達水を取出すと、花柄模様のコップに注ぐ。
少女の好きな桃色の花。
そして、少しだけ、蜂蜜を居れる。
最後に花びらを浮かべると言う、粋な演出。
大きな窓から外を見渡すと、そこからは素敵な景色が見渡せるのだ。
草原の先から、急に小さな街が姿を表す。
街の向う側には、キラキラと輝く小さな海。
そして空まで一直線…
大好きな服(赤い水玉になって終ったけれど)、大好きな窓、大好きなコップ、大好きな曹達水。
大好きな物に囲まれて、少女は幸せだった。
これ以上の幸せは無い物だと思う程に。
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