0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
『いつか』なんてあたしは信じない
昔見たおとぎ話
『お姫様と王子様は幸せにくらしました』なんて言葉に夢見てた
『いつか誰かが私を迎えに来てくれる』
その思いを心に抱いてた
でも現実は無情にも
信じてた全てをぶち壊した
白馬の王子様なんていない
誰も助けてなんてくれない
カボチャの馬車も
魔法使いも
ガラスの靴も
何もない
夢にまで見た『シンデレラ』みたいにそう簡単には行かない
暴力とエゴはあたしを蝕んで、絡んで、離さない。
妄想世界の王子様は助けてなんてくれない
『いつか』『きっと』
そんな言葉信じない
善と悪
朝と夜
金と欲に支配されたこの街で
あたしは女王様になる
全てを支配して
全てを虜にする
『いつか』なんてあたしは信じない
信じられるのは
あたし自身だけ
最初のコメントを投稿しよう!