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「今日このクラスに転校してきた藤原洋介です。」
身長は180位だと思う。金髪で長髪…。
目立つなぁ…。
洋介の自己紹介が終わったので、俺は隣にいた女を見た。
「…。」
そいつは何も喋らない。
緊張しているのだろうか…?
暫くしてもその女はずっと黙っている。
すると先生は思い出したように俺達に話始めた。
「あっ…。こっちの子は山本春香さんだ。1ヶ月前からある事情で喋れなくなったそうだ。いろいろ大変だろうがみんなよろしく頼む。」
春香は先生が言い終わると同時に深くお辞儀をした。
俺から見て春香は身長は低く、短い髪。
見た目は大人しそうだな…。
「かわいぃ…。」
思わず声に出してしまったが、それが俺の春香に対する素直な気持ちだった…。
たぶん春香は俺のタイプだったのであろう。
春香の自己紹介も終わり、先生は二人に言った。
「空いてる席、そうだなぁ…藤原は柳の隣で、山本は安藤の隣の席に座ってくれ。」
「はい。」
洋介は返事をすると柳の隣に座った。
春香「…」
春香は無言のまま俺の隣に座った。
まぁ喋れないんだし、当たり前か…。
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