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天井がないので、体育館は満月の光だけで照らされている。
満月なので普通に行動することくらいできた。
すると空は急に曇り始めた…。
満月は、雲に邪魔されて体育館を照らせない。
一瞬にして体育館は暗くなった…。
雨粒が一滴、二滴と落ちてきた。
俺はようやく決心がつくと話を続けた。
「俺…。
実は俺…、処刑人なんだよ…。」
「どういうこと…!何で…?」
やっぱり春香は驚いている。
「だから俺が死ねば全てが終わる。」
俺はゆっくりと目をつぶると拳銃の引き金に手をかけた。
「まって…!私も…。」
バンッ……。
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