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暫くの間、硬直状態が続いた。
俺達は何かの置物のように動かない。
雨が強くなる…。
俺のいつも立てている髪が雨に濡れ、俺の目まで降りてきた。
髪が目に入りうざったい。
だが両手は塞がっている。
俺はこんな時なのに少し前の事を思い出した…、いや、こんな時だからこそ思い出したのかもしれない…。
こんなゲームが始まる前は皆で仲良くやっていたのに…。
何故こんな事になったのだろう…。
もしゲームが始まった瞬間に俺が処刑人だと口にしていたらこんなことにはならなかったかもしれない。
だが今更後悔しても遅い…。
もう事は起きてしまったのだから…。
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