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二人が席に着くと朝礼が再開された。
特に連絡事項はなかったと思う。
朝礼の内容など気にもしなかったから分からないが…。
隣の席が春香になったせいで、俺は隣が気になっていた。
朝礼が終わるとすぐに、洋介の周りには人だかりが出来ていた。
「あいつ目立つからなぁ。」
俺はおもわず小さく呟いた。
そして隣を見ると春香は本を読んでいた。
「初めまして。安藤辰彦です。」
少し堅いかな?と思いながらも俺は春香に挨拶した。
すると春香は机の中からスケッチブックを取り出し、筆箱からペンを取り出すと文字を書き始めた。
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