†2⃣章†

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「………自分の中の人格も、しょせんは自分の人格の中のひとつ。だから俺が悪い…そういうわけ…?」 「…そうだ」 「それでXXちゃんはどうしようってわけ?」 …そんなの決まっている…… 「お前達の前から消える事にするよ」 「消えるって、…XXちゃん!」 彼女達がざわめく。一人を除いて… 「それがXXちゃんなりのやり方かい?」 「手っ取り早くてすぐ済むだろ?完全に消えれるかはわからんが、お前達の前から消えるぐらいなら、簡単さ」 死のうとすると、中の人格がでて止めるから……いやそれ以前か…だが彼女達の前から消えるぐらいなら… 「そういう事だから、じゃあな。もう会う事もねぇだろうよ…本当すまなかったな……」 俺はそう言って、この病室に入ってくるための扉を開け、この病室からでていこうとする 後ろからは俺を止めようとする言葉が聞こえた気がしたが、俺は無視して扉を閉めた それから僕はすぐに走り出した なんで走ったかは覚えていない。 ただなんとなく、走りたかった… 彼女達から逃げる様に。 彼女達に追い付かれないように… 走ってる途中、誰かに声をかけられたかもしれない 看護婦等に「走るな!」と注意されたかもしれない でもそんなの、走っていた僕の耳には入らない。 なにも考えずに、走っていたから… そうして走っていたら、いつの間にか俺は、病院の外にでていた 走ったせいか、胸が苦しかった 身体が熱かった… 頭がよく周らなかった… とりあえず、歩きたかった… 彼女達がこないところに行きたかった……
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