†2⃣章†

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俺は一瞬、自分の眼を疑った なぜなら、入院しているはずの彼女達が、なぜか外に、しかも目の前にいるのだから   「勝手に!死なせるかー!!」 彼女達がどうして外にいるのかはわからない だがそれよりも、彼女達が間に合うはずもないのに、叫びながら手をのばし、俺を助けようとしている方がわからなかった     しかしそんな事より、このまま行くと彼女達まで     車に衝突する!!     また彼女達が―― 傷付くのか…? 俺の…せいで……?     「っっざっけんなぁぁあぁああぁあああぁぁ!!」     俺は無我夢中で彼女達が怪我人だというのを忘れて彼女達に体当たりし、吹き飛ばした 「XXちゃ―!!?」  なぜそうしたのかはわからない。ただ、なんとなくわかるのは、傷付くのがみたくなかったから………彼女達が傷付くのなら、俺が傷付いたほうがいい。そう思った。多分だけど…     そして俺は彼女達を吹き飛ばしたと同時に、車に衝突した―
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