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記憶が無いっていうのは……
なんといえばいいんだろう…
虚しさや、空白感、そして不思議に思う…
でも一番は、恐怖
記憶が無いとは、どうでもいい様に感じる時があるけれど、記憶なんてなくなればいいとたまに言うけれど、本当に記憶がなくなれば、襲ってくるのは
恐怖
わからないという恐怖
空白感という恐怖
思い出せない恐怖
他にもいろいろな恐怖が
襲ってくる
そしてこの時、襲ってきた恐怖は…
絶望、悲しみ、遅かったという後悔、自分のせい、自分が殺ったんだという事実を目の当たりにされた事実…
そんな恐怖が
僕の中で渦を巻いていて…
記憶が戻って、最初にみた光景は
壁には血がアートの様に飛び散り、床も血だらけ、一部のところは破壊され、刻まれ、粉砕されていた
まさにそこは、殺戮の後になっていて…
僕の手は血だらけになっていて…
武器なしでここまで殺るのかという中の人格の恐ろしさ、そして恐怖が渦まいていた…
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