理由

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智「うーむ。どうするか。」 愛が部屋を出て10分ぐらい。 智貴はこれからのことを考えていた。 智「どうやって逃げるか・・・。いや、両親が了承してる以上家には帰れないか。」 溜め息をつく。 智「・・・監禁かぁ。俺どうなるんだろ。」 だが、監禁相手は10歳前後の少女だ。 そのせいか、あまり怖くはない。 考えても意味がないので、静かに時間がたつのを待つことにした。 一時間後 智「そろそろか?」 と、ドアの向こうからなにやら会話が聞こえてくる。 愛「爺、本当にこれでいいの?」 爺「この本にはそう書いております。」 愛「そう。まぁやってみるよ。」 バン! ドアが力強く開いた。 愛「待たせたね。」 智「・・・なにそれ。」 愛の右手に握られているものを見る。 愛「あぁ、これは「鞭」というものらしいよ。」 智「いや、それはわかるが・・・。」 愛「む?じゃあなに。」 智「何に使うんだ?」 愛「これは・・・こう使うんだ!」 愛は智貴に近付き、鞭を振るった。
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