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ヒュッ!
ペチ
智「・・・・・・・・・・」
愛「えい!やぁ!」
ペチ、ペチ
智「・・・・なにがしたいの?」
愛「はぁ、はぁ、なんで叫ばないの?」
智「なんでって・・・。」
無論痛くないからだ。
愛「えーと・・・ほら、ここに書いてあるのに!」
愛は爺がもっていた本を開き、見せてくれた。
内容は・・・伏せておこう。
智「・・・執事さん。この本を燃やしてもらえますか?」
爺「なぜですか?」
智「・・・この子の精神衛生上よくないからです。」
爺「わかりました。」
爺は懐からライターを取り出し、本を燃やした。
愛「あぁ、なにをする!」
愛は必死に火を消そうとするが、本は灰になった。
智「なぁ、聞きたいことがあるんだけど。」
愛「なんだ!」
本を燃やしたので、怒ってるようだ。
だが気にせず話を続ける。
智「俺を監禁してどうするつもりなの?」
愛「そ、それは・・・。」
言葉を濁す。
智「それに叫ぶって・・・、俺になにさせたいわけ?」
愛「・・・・・・・・」
智「今日会ったばっかの他人をいきなり拉致するとかわけわかんねえ。」
愛「うぅ・・・ぅえ~ん!」
愛は泣き出してしまった。
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