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智「あ・・・。」
相手は子供、少し言い過ぎたか?
爺「申し訳ありません。智貴様の言い分はごもっともでございます。しかし、お嬢様は極度のわがままで自分勝手なので、ご理解をお願いします。」
わがままって・・・、どう考えても行き過ぎだ。
爺「お嬢様を部屋へ連れて行かないといけませんので、今しばらくお待ちください。」
爺はそういって愛をおんぶして部屋をでた。
智「・・・はぁ~。」
智貴は深い溜め息をついた。
結局質問には答えてもらえなかったので、うやむやが残る。
・・・そうだ、執事に聞いてみよう。
智貴は執事を待つことにした。
智「・・・やばい。」
あれから20分。まだ執事のくる気配がない。
なにがやばいかというと、尿意を感じてきてしまったからだ。
智「こういうときは心を真っ白に・・・。」
できない。そろそろ本格的にまずくなってきた。
智「執事さーん!いませんかー?」
返事はない。
どうするか・・・。
選択肢は3つだ。
①気にせずここでしちゃえー!
②器具を破壊し、外へ出る。
③自分の限界を超える。
・・・・・①をしたら人間を放棄することに・・・。
②は出来るならとっくにやってるし・・・。
やっぱり③か・・・。
智貴はなるべくなにも考えず、執事を待った。
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