693人が本棚に入れています
本棚に追加
智「・・・うぅ。」
目を開く。
そこには天使がいた。小さくて、とても可愛い天使が。
智(やっぱ俺死んだんだぁ。でも、天使がこんなに可愛いんならいいかな。)
しかし、よく見ると天使は泣いていた。しかもなにか言っている。
智(あ?・・起・・きろ、とも・・き?)
だんだんと声が聞こえるようになっていた。
天使「・・・きろ、・・き。起き・・、・・もき!起きろ!」
ガバッ!
智「あれ?・・・ぃたたたた。」
ベッドから体を起こしたが、体中が悲鳴をあげている。
愛「あぁぁ。起きた!起きたぞ!」
愛が泣きながら抱き付いてきた。
智「いっだぁぁぁ!やめろ!俺にふれるなぁぁ!」
愛「うぅぅぅ!」
そのまま泣き出している。こちらの話など聞いてすらいない。
メシメシ
体から軋む音がする。
智「本当に・・・はなして・・・。」
しかし、愛は離れない。
そして、
ゴキッ!
智「ぎぃやぁぁぁぁぁ!!!」
智貴の叫びが屋敷じゅうに響き渡った。
最初のコメントを投稿しよう!