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智「なぁ。」
愛「なに?」
智「部屋に戻るのはわかったから、手足繋ぐのはやめてくれ。」
すると愛は不機嫌そうに眉をひそめる。
愛「だめ、それじゃあ意味ないよ。」
・・・意味ってなんだよ。
智「頼む!逃げないって約束するから!」
愛「・・・・・本当に?」
智「あぁ!絶対だ!」
愛「わかった。ならいいよ。」
よっしゃー!
智「ところでお前って不動院の令嬢なんだってな。」
ビクッ!
愛は驚き跳ね上がった。
愛「・・・なんでしってるの。」
智「執事さんが教えてくれたから。」
愛「まったく、余計なことを・・・。」
智「ん?知られたくなかったのか?」
愛「うん。知られるとみんなから変な目で見られるからさ。」
智「ふ~ん。」
金持ちにもいろいろあんだなぁ。
あ、そういえば
智「お前何歳?」
愛「14歳。学力は飛び級で高卒までいってるよ。」
エヘン!と胸を張って言う。
学力まで聞いてないのだが・・・。
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