理由

2/9
前へ
/51ページ
次へ
智「・・・そうだ、男達に殴られたんだ。」 軽くもがいてみる。やはりびくともしない。 智「なんの目的で・・・。まさか!」 男達の顔が浮かぶ。 これ以上考えるのは止めよう・・・。 と、そのとき、 ???「あれ、目覚めたのか。」 突如部屋に声が響き渡った。 しかも聞いたことのある声が。 智「もしかして・・・。」 智貴が声を出す前に、部屋のドアが開いた。 その先には 愛「ずいぶんと遅いお目覚めだね。」 予想通り、愛と爺が立っていた。 智「・・・何の冗談なんだ?」 すると、愛はくすりて笑った。 愛「冗談じゃないよ。あなたを監禁したの。悪く思わないでね。」 智「悪く思うなって・・・。」 自分勝手すぎる。なにより犯罪だ。 すると、今まで黙っていた爺が口を開けた。 爺「智貴様。あなたのご両親にはお話をつけさせていただきました。」 智「はぁ!?」 両親と話をつけた?親承認ってことか?本人に断りも無しに。 考えれば考えるほどむかついてきた。
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

693人が本棚に入れています
本棚に追加