プレゼント

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  喫茶店でひとしきり会話を楽しんだ後、天城が買い物に付き合ってくれと言うのでデパートへと向かった 僕は人込みは苦手なのだがまぁこれも仕方ないか 天城はいろんなコーナーをあれやこれや見ているだけで買い物をする気配が全くない 少し飽きてきた僕は天城に店内の本屋で待っていると告げ一人本屋へ向かった 十数分後、小さな袋を持ち天城が来た 「…何買ったの?」 「えへへ、秘密だよ」 あっそう… しばらく二人で家具やら生活雑貨をあーでもないこーでもないと難癖つけ笑いながら見て回った   「まだ早いけどもう帰らないと」 天城の言葉に同意し帰る事にした 「…帰りどうする?タクシーで送ろうか?」 と聞くと 「家の人に迎えに来てもらうから」 と天城 デパートの出口に向かい天城は家へ電話を掛けた 「ねぇ直樹…また会えるかな?勉強忙しくて無理?」 天城は少しトーンを落とし聞いてきたので 「…うーん、ここまで来たら後は腹括っているからね。頻繁で無ければ大丈夫」 僕は答えた すると天城は笑って 「じゃあ、またデートしよう!あたしも頻繁には会えないけどこうして会う度に次の約束していけばね。どう?」 「うん」 と僕はうなづいた 「やったぁ!絶対絶対絶対絶対絶対だよ」 絶対多過ぎ…
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