再びの…

3/5
193人が本棚に入れています
本棚に追加
/97ページ
  半分口を開けたままの僕はそのまま「貞子」に連れられ席に着いた 「アマギ」の斜め前 ちらと「アマギ」の様子を見ると全く目が笑っていない笑顔を僕に向けてきた (うわぁ…黙ってろよ光線出してるよ) 合コンは「貞子」のだだ滑りの乾杯の挨拶で始まり自己紹介を男性陣から始め僕もゴニョゴニョとこなした 自己紹介が女性陣に移る 「G女子大経済学部1年のシマナツナナコでーす」 男性陣、他の3人がイェーイと声をかける ん? 「エビハラモエでーす」 ん? 「オグラショウコでーす」 ん? 極め付けは「アマギ」が 「G女子大文学部1年のコウダミクでーす。よくお嬢様系って言われてまーす。合コンデビューでドッキドッキ❤ょろしく」 呆気にとられた …さすがにコウダミクは無いだろう なんだ、このあからさまな偽名は?って言うか「アマギ」女子高生じゃないの? メチャメチャ違和感を感じて他の男性陣を見たがみんなおかまいなく談笑している 斜め前でコウダミクいや「アマギ」が僕を目で威圧している ダブル萌え系が僕に何やら話しかけている 全く状況も何も掴めないまま流されていると携帯がメール着信を知らせた そっとチェックすると 「トイレの前に来て」 …「アマギ」からだった
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!