寝ぼけ眼でご挨拶

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A.夢 or 寝顔 こんなところか。 論理的にとかそういう難癖好きの異論はあっても無視するぞ。 もうひとつ言うならここでのA.――Answerだぞ、念の為――は『寝顔』限定にさせてもらう。 なぜかだと? 理由付けするならそうだな……夢は起きていたって見れるだろ? こら! そっちではないそっちではないッ!! 真夜中の徘徊とかクスリとか、そっち方面での想像止め。 純粋に、現時点での目標とか自分の未来設計図とか、そっち方面での夢だからな。 …………現代っこ、ちょっと心配。みんなあるよね? うん。 余談だが私は双子ではない。 気にするな、余談だ。 で、寝顔だが、みんな自分の寝顔は自分で見れないことは確かだな。 生では。 当然だ。 自分の顔はオンリーワン。 ひとつしかない。 眠るということは自分の眼が閉じている状態であるからして、五感のひとつである視覚は閉ざされ、だから目の前に鏡をたとえ合わせ鏡にされて金曜日の4時44分44秒――昔聞いたけど、これ朝かな?――になろうと見えるのはまぶたの裏。 光はシャットアウト。  
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