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昨日、哀しい事があった。
誰にも知られない、僕だけが知っている事実。
それは、とても哀しい現実。
紺碧の空を天上から眺めるような。
群青の海を地中から望むような。
不確かなこの今を
僕は受け入れられずにいた。
誰にも出来ない事がしたい。
誰にも合間見れない物が欲しい。
君の欲望が増す度、僕は捧げる。
虚空が漆黒の闇夜と交わる時、それは終わりを告げた。
紅蓮の炎は燃え尽き,瓦礫は土へとかえる。
暁に願ったのは、もう一度見たかったあの日の夢。
叶わぬ想い。
空白に満ちた時間だけが過ぎてゆく。
それでも…
それでも、僕は生きている。
君に制裁など加える理由も術もない。
君も生きている。
今受け入れるべきは、この現実。
哀しい事も、光に託そう。
苦しみなら、過去と別とう。
それでも僕たちは、生きているのだから。
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