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でもそれは、永遠に叶うことのない願い。
憧れの太陽に届かない。
どんなに憧れ、その背を伸ばしても、金色に身を染めても、決して届くことはない。
いつしか美しく圧倒的な存在は、儚くも頭を垂れて、絶望したようにポロポロと涙のように、種を落とす。
叶うことのなかった夢を大地に託す。次こそは届きますようにと祈る。
儚い虚しい夢。
どんなに願っても、決して叶うことはない。
それは大地が枯れない限り、太陽がなくならない限り永遠に続けられる願い。
大地に根づき、大地にしか咲けない花。
幾度となく繰り返される悲しい、悲しい祈りの物語。
終わりなき願い。
いくら叶わなくても、届かなくても、次へと託し、諦める事を知らない。
悲しく続く願い。
願い続けられる事が、圧倒的な存在に、美しく強く思えるのかもしれない。
どんなに頑張っても届かない。それでも諦める事はない。
いつか届きますように
どうか届きますように
届かない願い。絶望をして、それでも諦めない強さがここにある。
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