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衝撃の出会いから、数日たった。
買い物から帰ってきて、部屋に入ろうとしたら拓也がきた。女の人と一緒だ。
『こんにちは。』
『こ、こんにちは。』
拓也と一緒にいる、女性は小声で『誰?』と囁いていた。
意外と普通の人とつきあってるんだ。チャラチャラした人と付き合うかんじだと思った。
あたしは、『お幸せに。』と言って部屋に入った。
『ばかさん…彼女いたのかー』
実はあたしは、拓也のことをばかさんとよんでいる。
『いいな。あたしも心安らぐ相手がほしー。』
あたしはそう言って、買ってきたビールとおつまみをテーブルに置き、TVをつけた。
今のところこれがあたしの、至福の時ってやつだ。
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