彼女の秘密。

2/4
前へ
/555ページ
次へ
『ねぇ、佳代ちゃんまたふったんだって。』 『まじでー?他校に付き合ってる人いるとか?』     今、教室で盛り上がってる話は西村佳代のこと。   彼女は笑顔が素敵なおっとりした人で、俺の好きな人。 よく告白される。 でも彼女は、毎回断わる。 理由は分からない。       『なぁ、一樹も告白したら?』 『え…?無理だよ。フラレるじゃんか――』        そう言ったものの… 『好きです。』 今俺は、佳代ちゃんに告白した。 フラレるんだろうな。まあいっか――…     『……あのね―』 彼女は、俺にいつもの笑顔を見せてきた。   ちょっと予想外な展開に驚く。   『はい?』
/555ページ

最初のコメントを投稿しよう!

684人が本棚に入れています
本棚に追加