痛み

4/6
160人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
「いつもしてる事すればいいだけでしょ」 それも確かに正論。春都も仕事である。別に二人の情事を垣間見たい訳でもなく、分別のついている事なのだが。 「嫌なら僕がするけど?」 (いつもはもっとすごい事仕事にしてるくせに、こんな時だけどぎまぎするんだから) 春都が心で溜め息をこぼす。 まさか他人の手で恋人を乱れさせる訳にもいかず、暁彦は内心乗り気ではないものの、行動せざるを得ない状況に陥っていた。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!