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「いつもしてる事すればいいだけでしょ」
それも確かに正論。春都も仕事である。別に二人の情事を垣間見たい訳でもなく、分別のついている事なのだが。
「嫌なら僕がするけど?」
(いつもはもっとすごい事仕事にしてるくせに、こんな時だけどぎまぎするんだから)
春都が心で溜め息をこぼす。
まさか他人の手で恋人を乱れさせる訳にもいかず、暁彦は内心乗り気ではないものの、行動せざるを得ない状況に陥っていた。
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