無慈悲な女王。

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妖艶の眼差し あどけない微笑み。 無垢な肢体。 キミを包む全てが祝福し、僕は誘われる。 悦びに満ち、それすらも懺悔する空とは正反対な。 6つの羽が空気を震わせ、 静謐に囁くように その罪を謳わせる。 深い夜を引き連れて 森のざわめきは最早ない。 貴女は無慈悲な女王。 時折見せるその槍よりも鋭い眼と、 高らかに奏でられる笑い声は 何より相応しい。
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