真っ白な日々

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「凛ちゃん、ご飯だよ…!」 『相川さん…』 相川さんはいつも遊んでくれた看護婦さん。 『今は食べる気、しないんです』 「……おとといから何も食べてないじゃない。一口ぐらい、食べよ?」 『大丈夫ですよ、さっき林檎食べました。』 安心させるために笑うと、相川さんはわかってくれたのか黙ってくれた。 「じゃあ、また来るね!」 『ありがと、相川さん!!』 相川さんは手を思いっ切り振って、ナースステーションに帰った。 相川さん、私ね…小さい頃の憧れだったんだよ? 今もだけどね。 将来、相川さんみたいに明るくて、可愛くて…!! それで、みんなを元気にしてくれる人になりたいって思ってるの。 相川さんには負けちゃうけど…頑張るね! 相川さん、ありがとう ___
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