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雪:「しっかしよくも絶えることなく次から次へと…」
好意をもたれる事は嬉しくないわけではないが、ナンパという形が嫌いな雪。
毎日言いよられ、げんなりするという贅沢な疲れを感じている。
彰:「そんな事言って~ナンパなんて若さの特権じゃないの!!いいねぇ~。」
少し遠い目をする彰。
雪:「“いいねぇ~”じゃないよ!!それに彰ちゃんだってまだ26じゃん。」
彰「え~おじさんじゃん。」
雪:「そんな事ないよ。かっこいいし全然いけるよ。」
加えて店を持つデキる男なため雪は素直にそう思うのだ。
雪の言葉にちょっと嬉しくなる彰。
彰:「まぢで??いけちゃう??」
雪:「いけちゃう、いけちゃう」
彰:「まぁ、ぶっちゃけ俺もそう思うっていうか~。ナウいっていうか??」
ホスト漫画のようにキレよくポーズをとる彰。
雪:「ナウいっす!!まぢナウいっすよ先輩!!」
あっははは!!!と愉快に笑う二人。
そんな二人に『すみませ~ん』と呼ぶお客の声が店の角から聞こえた。
雪:「あ、はぁい!!」
店のパソコンをいじっていた彰に代わって雪が接客しに向かう。
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