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彰:「由宇来たよ~。雪子あがりな。」
雪:「あ、うん。お先で~す。」
彰:「お疲れ~。」
仕事を終え、雪は荷物を取りに事務室に向かう。
雪:「由宇ちゃんおっは~。」
由宇:「ん、おはよう。」
雪の緩い挨拶に対し落ち着いた様子で挨拶を返す由宇(ユウ)。
雪:「そぉだ!!今日ね、一昨日入ったばかりのジャケット売れたよ!!それがね、あのかっこいい人が買っていってくれたんだぁ!!」
ハイテンションな雪。
前から彼のことをよく由宇に言っていたため逐一こういう報告をする。
由宇:「そう」
特に執着しない由宇。
言うだけ言って満足そうにコーヒーを飲む雪。
この二人はいつもこんな感じだ。
原木由宇(はらき ゆう)
19歳で雪と同い年。
ここのバイトで知り合い、最初は冷たい奴だと思っていたが、雪が風邪気味の時に薬と飲み物をさりげなく渡してきた事から二人は仲良く(??)なった。
雪のフンワリした容姿とは違い、日本美人系な由宇。長身でスレンダーな体型で物静かな雰囲気から隠れファンが多い。
口数は少ないが、逆に黙って話を聞いてくれる由宇に雪はよく甘えていた。
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