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治平さんは思わず口に出しました。
わはは、死神の奴あわてたか、棺桶を置いていきやがったわい。
こんなとこに置いたままじゃ通行の邪魔だってんだよ、どら…おっとっと。
部屋に持ち込んだ治平さんは、段ボール箱を肴に酒を飲み始めました。
トミさんが亡くなってから久しぶりに楽しい酒になったのです。
おぃ棺桶、おめえじゃ小さすぎて、わしは入れねえぞ、全く最近の若けえ死神と来たら獲物の大きさも知らねえっとくらぁ…ん?
治平さんには箱が動いたように見えました。首を傾げながら治平さんが箱の蓋を開けると…、
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