135人が本棚に入れています
本棚に追加
『唐揚げ達の仁義無き戦い』
最初に口を開いたのは…いつも売れ残るぶつぎり(56歳♂ バツイチ 職業:唐揚げ)だった。
ぶつぎり
「おいおい若鳥の唐揚げ‼てめぇ売れ筋いいからって天狗になってんじゃねぇぞ‼‼この若造め‼‼軟弱な肉質しおって‼‼」
若鳥の唐揚げ(19歳♂ 職業:唐揚げ見習い)
「な…‼これだから年寄りは💨頭も肉質も固いんだよ‼‼
」
手羽先(46歳♀ 職業:主婦兼パート唐揚げ)
「まあまあ、二人とも💦落ち着いて💦カーっとなったら血圧あがるわよ💦ただでさえコレステロールたっぷりの使い回しの油で揚げられてるんだから💦」
ぶつぎり
「うるせぇな‼ババァ‼男の喧嘩に手羽だすんじゃねぇ‼パートのおまえはだまってろぃ‼」
手羽先
「バ…ババァですって⁉⁉⁉あんたのほうがジジィじゃない‼そんなんだから奥さんからも逃げられんのよ‼‼‼」
「やめたまえ諸君✨」
その時、風を切って地鶏のぶつぎりがさっそうと現れた。
最初のコメントを投稿しよう!