衝撃の出会い

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バスの席に座った俺は、彼女の事を見ながら色んな事を考えていた。 例えば、高校何年生なのかや、もし同い年なら何組なのか、何処に住んでいるのか。 その他に、色んな事を考えていると彼女が急に後ろを振り向き目が合いそうになったので俺は慌てて視線を反らした。 そんな事をしている内に、俺の降りるバス停に近づいてきた。 俺がブザーを鳴らそうとしたその時、‘ピンポーン'という音が鳴った。 なんと、ブザーを鳴らしたのは、斜め前にいる彼女だった。 (マジかよ!)と俺は思いながら、バスが停車したので、降りることにした。 彼女は俺より先に降りて、バス停に止めてあった自転車に乗って俺の帰る方向とは逆の方へ走っていった。
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