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それからも優介と会う事はなく、毎日が過ぎていった。
ある日、カラオケで遅刻してくる弘太郎達を待ってる時、気持ちは一転した。
『大木…早く来ないかな♪』
心弾ます杏奈。
『弘太郎…早く来ないかな…』
奈緒も、知らずの間に弘太郎だけを待っていた。
結局、普通に遅刻して来た弘太郎達と、普通に歌って帰った。
帰り道、杏奈に話した。
『ね~…うち、弘太郎が好きかも…』
『まぢで!?そしたらWデート出来るじゃん♪』
『優介には悪いけど…やっぱ好きかなぁ。』
『そだね。悪いだろうけど、奈緒が本当に弘太郎好きなら、嘘ついたらダメだよ…』
『うん…よし!ちゃんと話そう!』
『頑張れ!』
『杏奈も頑張れ!』
奈緒は別れの決意をした。
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