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あ「幸せになんかっ…ならなくていいっ…裕のっ…側にいたい…」
あかねも泣いているのがわかった。
裕「俺っ…阿保やでっ?」
あ「知ってるよおっ…」
裕「そんなはっきりと言うなやっ…ヘタレやしっ…素直やないしっ…」
あ「ふふっ…全部わかってるよっ」
裕「お前…笑うか泣くかどっちかにせえや」
あ「いいのっ…」
裕「俺あほすぎるわ。大切な人に好きって言われてんのに…」
あ「…ん」
俺は泣いているあかねにキスをした。
裕「…あかね、結婚すんなや…」
あ「うん!私達…また初めかやり直そうね」
裕「絶対はなさへん…」
俺、気付いたんや。
勇気とか自信とかやない。
自分には愛してる人がいて、
その人も俺の事必要としてくれてて。
その大切さに気付く時
なんでもできるんやなって。
ーENDー
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