Forever Happiness

暗い気持ち 明るい気持ち

そして、ホームルームが始まる直前に転校生のお知らせがあった。

「みんな、今日このクラスに二人転校生が入るぞ！」

と、「神崎 光」先生という新しい男性の担任が宣言していた。

この新学期という時期に転校とは、少し訳ありな気もする。

だが、俺にとってどうでも良いことだった。

その時、直ぐ様勇が質問をした。

「はいっ、先生!その生徒は女子ですか!?」

「女子だ!、二人とも!」

その時俺は、同じクラスだという事に後悔を覚えた元凶勇と雄二は、喜びの声を上げて口笛を吹いたりもした。

他の男子の中には、それに悪ノリをして叫ぶものもあった。

逆に、女子は「男子サイテー」宣言をする者が半分もいた。

(勇、ノリが良いのは良いんだがな。いい加減『自分は変態ですよ宣言』はやめろよ、な!?。それに先生も、なんでそんなに興奮する!?このクラスの人気が、いつかガタ落ちしちまうぞ!?)

そう考えている内に、だんだんとストレスがたまり…。

「うるせぇよ!!黙れよ!!お前等がゴタゴタ話してると先に進まねぇし、転校生がまともに入ってこれねぇだろうが!!」

そう俺が叫んだ時、辺り一面が静まり返り、大輔の方を向いていた。