夢なんて

2/3
前へ
/6ページ
次へ
太陽が昇り初め、朝日が遮光カーテンを貫いてくる。 そんな光が射し込む部屋の片隅で 『…ん…。ん~…っふぁぁ【欠伸+伸び】』 この物語の主人公、 日々渓 双斗〔ひびたに そうと〕 は、起きる。 『あーぁ、まぁた今日が来ちまったか』 投げやりなセリフにしては、どこか寂しげだ。 今の言葉が、彼の真意なのかはわからない。 『おはよう、双斗』 下りてきた双斗に、彼の母親である女性が声をかける。 しかし― 『…』 双斗は、それを無視した。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加