✨観覧車の中✨

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「キレイだね…」 観覧車のガラスに片手を当てながら言う。 「そうだな」 拓矢くんが同意する。 「今日はどうもありがとう。楽しかったよ」 私は拓矢くんの首の辺りを見ながら言う。 たくさんの明かりによって陰影が濃くついたであろう拓矢くんの顔は、見ることができない。 「俺の方こそ楽しかったよ。来てくれてありがとな」
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