✨観覧車の中✨

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あと少しで頂上だ。 「あっ、あと少しでてっぺんだぁ」 私ははしゃぐように言う。 「ほんとだ」 拓矢くんも笑顔になって言う。 笑顔だけは、安心して見れる。 だって先生と違うから。 からっとした明るくて素敵な笑い方。 拓矢くんから目を離し、頂上からの景色を見ておこうと外を見ていると、右頬に痛いほどの視線を感じる。 少し迷ったけれど拓矢くんの方を見てみると、思いっ切り目が合ってしまう。 あぁ~、この雰囲気は… と思っていると、拓矢くんはやはり近付いてくる。 いいかな。拓矢くんだったら… と思い、受け入れる態勢を作る。 拓矢くんに心引かれていっている自分がいる。 そんな私を確認した拓矢くんは、私の左足のすぐ左に右手をつき… 左手を私の顔のすぐ右についた…
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