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「いやっ、いやっ!
いやっ! やめてっ」
私は頭を両手で抱え、うずくまる。
頭から出て行って…
………お願い……
突然頭を抱え、ヒステリックな声を出した私に、拓矢くんはかなり驚いたみたいだ。
パッと私から離れ、謝り出す。
「ごめん…いきなり。ほんとごめんな? 大丈夫か?」
「ちがっ…」
私の声は声にならない。
違う…拓矢くんのせいじゃないよ。
私がいけないの…
真鍋拓海がいけないの……
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