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次の日
朝目覚めたら
佐奈は居なかった
智「佐奈・・・??」
俺はふと机に目を向けた
そこには
置き手紙があった
俺は手紙を手に取り
手紙に書かれてる事を
目に通した
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智久へ
今までありがとう
あたし
智久の重荷だったね
ごめんね
これからも
仕事頑張ってね!!
応援してるから
じゃあね
佐奈より
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まぁすぐに戻ってくるだろ
そう思っていた自分が甘かった
佐奈はその日帰ってこなかった
次の日も
その次の日も
佐奈は帰ってくる事はなかった
俺はどこか寂しさを持った
だけど俺は
寂しいなんて認めたくなくて
佐奈が居なくても平気
そう自分に言い聞かせた
それから俺は
由実と付き合いはじめた
由実は
どことなく
佐奈に似ている
たまに佐奈なんじゃないか
って思うときがある
でもそんな訳なくて・・・
どんなに佐奈に似てても
俺は由実を
本気で好きにはなれなかった
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