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「:…。」
山の中腹に存在する、とある村…。最近のクライガムの被害もなく、ただ、平穏な日々が続いている。
だが…最近あらわれたモンスターに恐怖する日々が続いている。
「:…。」
その村の一角に住む…。エルゼヲ=カイツ。
村の変わり者であり、昔から誰にも信用されず…頼りにもされない。
感情、意識、感覚…喜怒哀楽さえも見当たらない。
親はいない。つまり、孤独を味わい続けているのだ。いつからこの村にいるかすら、覚えてはいない。
髪はロング。腰までとどくかのような長いストレート。表情は暗いの一言につきる。
村の一角…そこに家はあった。
「:…?」
ドアが開く…?
「:よっ、エルゼヲ!」
黄緑の髪の男…。エルゼヲ=カイツとは正反対の男。
「エルゼヲ:……。貴様、か……。」
唇が僅かに動く。
「:おいおい…たまには名前でよべって💦」
「エルゼヲ:……。」
エルゼヲは口を閉ざす。
「?:エルフィス!そろそろ狩りにいくぞ!」
外から聞こえる、黄緑の髪の男を呼ぶ声。
「エルフィス:もうかよ……ま、またくるぜ~エルゼヲ!」
そういってエルフィスは出ていってしまう…。
「エルゼヲ:……。」
再びエルゼヲは目を閉じる…。
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