狩人戦記4~鮮血英雄・暗き器~

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「エルゼヲ:馬鹿な…。」 エルゼヲが違和感を感じ、直ぐ様外へでる。 この村の人々と関わりは少ない…だが、どうあってもエルゼヲ=カイツの古里…。 外にいたのは…!! まがまがしいまでの角…。 全てを焼き付くす獄炎…。 青と赤…。二つの獄炎。 地獄よりの獣…。 炎王龍に…炎妃龍…。 その翼…はためかせること、粉塵をまきちらす… その瞳…。見るものに恐怖を植え付け、神経を麻痺させる……。 その歯…。粉塵を発火させ、大粉塵爆発をおこす…。そして人体肉を噛みきり…噛み殺す…。 その口内…。灼熱の豪火を吐き、全てを溶かす…。 その四本足…凄まじい移動力をそなえながらして、予測不能な動き…。蹴られたならば、重症はまのがれられない…。 脅える村人…闇に染まる空。太陽でさえ明るみが見られない…。 二つの炎龍…。それは破滅と絶望…。 常に放たれる超熱気…近づくだけで、ダメージを受ける。 「エルゼヲ:…。」 目の前には…決して親しくはなかったけれど、豪火にまぎれる者達…。よくしる村人…。恐怖に怯えて、動けない人々…。 焼けゆく家…村が…視界が火炎に染まりゆく…。
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