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「エルゼヲ:馬鹿な…。」
エルゼヲが違和感を感じ、直ぐ様外へでる。
この村の人々と関わりは少ない…だが、どうあってもエルゼヲ=カイツの古里…。
外にいたのは…!!
まがまがしいまでの角…。
全てを焼き付くす獄炎…。
青と赤…。二つの獄炎。
地獄よりの獣…。
炎王龍に…炎妃龍…。
その翼…はためかせること、粉塵をまきちらす…
その瞳…。見るものに恐怖を植え付け、神経を麻痺させる……。
その歯…。粉塵を発火させ、大粉塵爆発をおこす…。そして人体肉を噛みきり…噛み殺す…。
その口内…。灼熱の豪火を吐き、全てを溶かす…。
その四本足…凄まじい移動力をそなえながらして、予測不能な動き…。蹴られたならば、重症はまのがれられない…。
脅える村人…闇に染まる空。太陽でさえ明るみが見られない…。
二つの炎龍…。それは破滅と絶望…。
常に放たれる超熱気…近づくだけで、ダメージを受ける。
「エルゼヲ:…。」
目の前には…決して親しくはなかったけれど、豪火にまぎれる者達…。よくしる村人…。恐怖に怯えて、動けない人々…。
焼けゆく家…村が…視界が火炎に染まりゆく…。
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