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ゴミ……? ゴミがあるって事は捨ててるやつがいるのか?
まだ探す価値はありそうだ。
ゴミに手がかりがあるかもしれない。俺はゴミの方向に足を向けた。
「……くさっ……」
歩くにつれ異臭がしてきた。あまりの臭さに俺は手で鼻をおさえながら異臭がするゴミに近づく、カラスのせいでよく見えない。ある程度近づくとカラスが飛び立つ。
バサバサッという音と共に黒い羽が舞い散った。
俺は目の前にある者に目を見開く。
「っ……死体?!」
形はよく分からずパッと見白い塊に見えるがよく見ると死体だ。時間がたっているのか骨があちらこちらから見えている。男か女かはよくわからない。
「ゔ……」
吐き気がした。とにかくここはヤバい……!!
行くあてはない、家出中だからあまり行きたくないが一旦家に帰ろう……。明らかにこれは異常だ……。
俺は二度と帰らないと思っていた家に足を向けた。
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