序章

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ヨシさんはどんな人なんだろう? 僕の事気に入ってくれるだろうか? 僕は不安と期待を胸に心待ちにしながら返事を待った。 そうして、週末がきて僕は行きつけの店『ドッグ』にまた来ていた。 格段喋る方ではなかったが、お客さんの話を聞いてるだけで、すごく楽しめた 「いらっしゃいませ~」 ドアを開けるといつもの優しいマスターの声だ 「おはようございます」 といい、いつもの端っこの席に座った 「あら!今日は何か良いことでもあったの?わたるくん?」 「えっ?なんで?」 「何だか嬉しそうな顔してるわよ。入ってきた時から」 図星だった。 僕はいつも顔に表れるみたいで、嘘はつけないタイプみたいだ。
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