愛憎
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「悦(えつ)、あいしてるよ…」 俺の髪に指を絡ませながら、男が吐息混じりの声で言う。 「…俺も、好きっ……」 男の首に腕を回して耳元に唇を寄せ、上擦った声で囁いてやる。 すると俺の体内にある欲望が更にぐん、と張り詰めるのがわかった。 もっと、とせがめば男は欲に目をギラつかせながらいっそう強く突き上げてきて、俺は応えるように脚を男の腰にきつく絡ませた。
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