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朝─
日差しがお屋敷を照らし、いつもの朝が訪れる中・・・
お屋敷の二階を深緑の服をまとった少々変わった格好の執事が、茶器を持って歩いていた・・・
この執事が私こと、シルフィーヌお嬢様の執事兼護衛の『ノボル=ホラオク』であります!
私については、ここで語ると長くなりますので、前作を参照と言うことで何卒、ご容赦の程を宜しくお願い致します・・・
「おはようございますお嬢様!」
私がお嬢様のお部屋に入ると─
「ふぁあぁあ・・・」
お嬢様はあくびをしながら窓を開け、薄紫色の長髪を風になびかせておられた・・・
このお嬢様こそ、当エスルワール家のご令嬢であらせられる『シルフィーヌ=エスルワール』様であります!
「おはようノーボル・・・」
目をこすりながら私にご挨拶して下さるお嬢様・・・
「おはようございますお嬢様!ご機嫌いかがですか?」
「う~ん・・・微妙ですわ・・・」
「左様でございますか、お目覚めのコーヒーはここに置いていきます」
私はお嬢様の健康状態を確認して茶器を置き─
「では、失礼致します」
一礼してお嬢様のお部屋を後にした・・・
私は扉の前で一息ついていると、やや小柄で水色のセミロングヘアーが特徴的な、メイドのフリージアさんがおられた・・・
「おはようございますフリージアさん」
私が挨拶すると─
「あ、ノーボルさんおはようございます☆」
フリージアさんは満面の笑顔を私に見せて下さった!
このお方、フリージアさんこと、お嬢様のメイド兼相談係の『フリージア=ローレック』さんであります!
彼女の柔和な雰囲気と優しい笑顔に、私は何度癒された事か・・
「では♪」「は~い☆」
私とフリージアさんは一礼し合い─
私は休憩室へ、フリージアさんはお嬢様のお部屋へと向かいました。
休憩室に入ると、スレンダーでワインレット色の髪が特徴的な、メイドのメリッサさんがおられた!
「おはようございますメリッサさん!」
私が挨拶すると─
「あら、おはようございますノーボルさん」
メリッサさんはプイっとこちらを向いた!
このお方、メリッサさんこと、お嬢様のメイド兼教育係りの『メリッサ=カルスマン』さんであります!
美人なのですがどこかピリピリされていて、怒らせると非常に怖いのであります・・・
やっと朝食にありついた私・・・
すると、私の向かいにメリッサさんが座られ─
「最近お嬢様、朝の機嫌が良くなりましたね~」
彼女は私のコップにミルクを注ぎながら言われた!
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