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空は眩しいくらいの快晴。
コイツの笑顔も空みたいに眩しく見えた。
「ねぇ…アンタ,なんて名前??」
男が私を見ながら言った。
私は凄く不服だったけれど,言い返した。
「人に聞く前に自分から名乗ったら??」
「俺は香坂龍紀(コウサカ タツキ)」
「…じゃあタッキーね♪」
私は名前を聞いて直ぐ様あだ名を付けた。
その方が言いやすいと思ったカラ。
「それ,あだ名??」
「うん」
「ふーん…で,名前は??」
「あー,私は先沼優陽(サキヌマ ユウヒ)」
正直,名前を言うのは好きじゃないけど,
教えてもらったから教えた。
そしてタッキーが口を開いた。
「じゃあお前は…ユーヒでいいや」
「まんまじゃん」
「まー,いいじゃん」
それが私の運命を変えた出会いだった。
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