547人が本棚に入れています
本棚に追加
美希「兄さん、今日の晩ご飯は出前でいいですか?」
直樹「ああ、別に何でも良いぞ」
美希「じゃあ、ラーメンにしますね」
直樹「ラーメンか、久しぶりだな」
美希「そうですね、ところで、兄さんが今やってる気持ち悪いゲームはなんですか」
直樹「ああ、これか?まぁ、簡単に言うと銃やナイフの様な武器で、ゾンビを倒して行くゲームだ」
美希「いえ、そうじゃなくて何でゾンビの顔が吉原君で主人公は兄さんなんですか?」
直樹「すごいだろ、最近のゲームは写した写真をゾンビの顔に出来るんだぜ。まぁ何で雄二をゾンビにしたかと言うと、脇役っぽかったからかな」
美希「脇役ですか?」
直樹「そう、雄二を見てると脇役っぽく見えるんだよ」
美希「脇役だからって、何でゾンビになるんですか?」
直樹「ほら、脇役っていつも主役を狙ってるじゃん。しかも、主役は一人や二人だけど、脇役はこのゾンビ達みたいに沢山いるだろ、だから敵なんだよ。分かるか?美希」
美希「ということは、私や鈴原君、麻衣ちゃんも敵と言う事になりますね」
直樹「いや、あの、まぁ雄二をゾンビにして倒すのって楽しいじゃんか」
美希「それが本音ですか、兄さん[★]」
直樹「はい、すいませんでした」
美希「はぁ~、もう馬鹿な事は言わないで下に降りて来て下さい、兄さん」
直樹「ああ、分かったよ」
美希はそう言うと下へと降りて行った。
最初のコメントを投稿しよう!