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?「…い……ん…きて……下さい」
直樹「ん、うん?」
?「兄さん、起きて下さい」
直樹「ん、美希か?」
美希「兄さん、起きて下さい」
直樹「?、美希?」
美希「兄さん、起きて下さい」
直樹「何だ、目覚時計か」
美希「兄さん、起きて下さい」
直樹「音声付きの目覚時計か、でもこれで起きると思ったら大間違だ。このまま、二度寝してやる」
美希「…………」
直樹「?、止まったか?まぁ、これでゆっくり二度寝が出来るな、おやすみ」
?「…………」
直樹「…………」
?「起きて、直樹」
直樹「!、雄二!?」
雄二「朝ですよ起きて、な・お・き♪」
直樹「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ドン、ドン、ガチャ
美希「兄さん、どうしたんですか?」
直樹「み、美希、何なんだこの目覚時計は」
美希「ああ、これですか?驚いたでしょう。吉原君にお願いして作って貰ったんですよ」
直樹「何て物を作ったんだ。
お陰で、最悪な目覚めだ」
美希「でも、昨日言った通り一発で起きれたでしょ」
直樹「ああ、確かに一発で目が覚めたよ」
美希「でしたら、明日からも使って見ますか?
そうすれば、毎日遅刻する事も無いですよ」
直樹「嫌に決まってるだろう!
何が悲しくて毎朝雄二のオカマ声を聞かないといけないんだよ」
美希「やっぱり、ダメですか」
直樹「やっぱりって何だよやっぱりって」
美希「まぁまぁ、そんなことより折角起きたんですから朝御飯食べて、学校に行きますよ」
直樹「ああ、分かったよ」
こうして、最悪の気分のまま学校に行く事になった。
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