幽霊?それとも…

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雄二「これで良いか? 直樹」 直樹「ああ、大丈夫だ。 思い切りやれ」 雄二「あ、ああ、分かった。 おりゃあー」 上履きは回転しながら女子の後頭部に当たった。 雄二「よし、ヒット」 上履きを当てられた女子はゆっくりとこちらを向いた。 それは、惚れていると言うよりキレている顔だった。 雄二「おい、見てみろよ。直樹 こっちに熱い視線を送ってるぜ」 直樹「ああ、そうだな。 取り敢えず、呼んでるみたいだし行って来い」 雄二「ありがとう、直樹。 じゃあ行って来る」 そう言って、雄二は走って行った。 美希「ほっといてもいいんですか?兄さん」 直樹「ああ、構わない。 雄二の好きな様にさせておこう」 直樹「それより、教室に行くぞ、美希」 美希「あっ、待って下さい兄さん」 後から聞こえて来る雄二の叫び声を無視しながら直樹達は教室へと向かいました。
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