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一方、広樹達は…
広樹「いくら幽霊が出そうと言っても、いきなり理科室はないんじゃないか?」
雄二「何言ってんだ広樹!
理科室の様に意味不明な物や気色悪い物が置いてあるからこそ、幽霊が出やすいんだろ」
広樹「それは、骸骨やカエルの死体が入った瓶が動くって言う気持ち悪い話だろ」
雄二「…………」
広樹「それに、直樹が探しているのは可愛い子の幽霊だろ。
なのに、こんな所にいると思うか?」
雄二「よし、ここには何もいないみたいだし、次行くか」
広樹「無視かよ!で、次は何処に行くんだ?」
雄二「直樹達の所に行くぞ」
広樹「直樹達の所って、何の為に行くんだよ」
雄二「直樹達を脅かす為に決まってるだろう」
広樹「なんでそんなことしないといけないんだ」
雄二「考えてみろ。
今日、学校に来たのは何の為だ」
広樹「幽霊探しだろ」
雄二「バカだな~、幽霊探しなわけないだろ」
広樹「じゃあ、なんだってんだよ」
雄二「肝試しだよ、肝試し」
広樹「そう言えば、そんな事言ってる奴が一人いたな」
雄二「ああ、それに肝試しの為に色々な道具を用意したんだぞ。
それなのに、直樹だけ麻衣ちゃんや美希ちゃんの両方を持って行ったんだぜ許せる訳ないだろ」
広樹「そっちが、本音かよ」
雄二「当たり前だ、よし、そうと決まったら早速行くぞ!」
広樹「どうなっても知らないからな」
こうして、雄二の発案で直樹達を脅かしに行くことになった。
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