第4章 ソウル到達

2/14
458人が本棚に入れています
本棚に追加
/102ページ
2002年 米国時刻6月25日 午後2時 韓国時刻6月26日 午前2時 フロリダ州エグリン基地 ここには湾岸戦争のエース航空団と呼ばれた第33戦闘航空団の基地である その中の第58戦闘飛行隊のF-15Cが訓練から帰還してきた 次々搭乗員が降りて来たが一人だけ日本人らしき人が降りて来た 狩野 仁少尉 22歳 何故彼がこの米国空軍にいるのかと言うと簡単に言えば在米日本人のニ世であるからである しかしニ世と言っても日本語は日本人のような物である もちろん英語も……そして彼はこの隊の最年少パイロットでありながらもその技術はベテランをも凌駕するものであった しかし実戦は経験したことがない レッドフラッグには1回参加したことがあるがやはり経験を積むには実戦を沢山経験するのにこしたことはない その彼についに実戦を経験することになった 33FW 58FS(第33戦闘航空団 第58戦闘飛行隊の略)飛行隊長 「さきほど14時間前に韓国が北朝鮮から攻撃を受けている 軍からの命令で我が戦闘飛行隊が遠征することになった 日本の嘉手納まで無着陸飛行でいく 各隊員準備を怠るなよ」 58FS隊員 「イエッサー」
/102ページ

最初のコメントを投稿しよう!